


田中湯本に屋とりて
座敷から湯にとび入るや
はつ時雨
一茶
そば好きで各地を食べ歩く中で古式本格手打ちそば道場の先生に出逢い、そば打ちを始めることになりました。
この世界では各店それぞれこだわりのある方ばかりですが、当店は昔からの素朴な二八そばをご提供致します。
文化文政時代を代表する俳人小林一茶も文化13年(1816)弟仙六よりそば切りを貰い食すと日記に書いております。きっと風味豊かな一茶のふる里信濃町産の霜下そばであったことでしょう。
そこで当店でも黒姫山麓でとれる良質のそば粉を使用しております。この地方は昼と夜の気温の差が激しく夏でも霧に覆われ、味も香りも優れたそば粉が生産されます。
一茶が詠んだそばにかかわる俳句
そば所のたんを切りつつ月見哉
そば咲で菊もはらはら新酒哉
そば時や月のしなのの善光寺
そば屋には箸の山有雲の峰
しなのぢやそばの白さもどっとする
雲ちるや御駕へはこぶ二八蕎麦


夜のお食事賜ります ¥3,000~(完全予約制)